悪質貸金業者からは借りない

悪質な貸金業者から借り入れてしまい、後から脅しの電話を受けたり、法外な金利で返済を要求されるケースが大きな社会問題となっています。

 

悪質貸金業者は、実在する業者やその関連会社を装ったり、無登録でありながら強引な勧誘などを行ってきます。また、偽のダイレクトメールや偽のホームページなどを用意している場合もあります。

 

悪質業者の被害にあわないためには、絶対に借入れや申込みをしないことが重要です。こちらから連絡することもやめましょう。

 

最近の悪質業者の例

 

090金融

 

携帯電話が「090」で始まることから命名されました。貸付けの手段も携帯電話で行われます。貸付額は数万円程度であることが多いのですが、その金利はかなり高く設定されています。もちろん出資法に違反しています。

 

返済が遅れた場合、電話などで脅迫まがいの取立てを行ってきます。広告規制により被害は減りましたが、このような業者はまだ存在しています。

 

押し貸し

 

押し貸しは、多重債務者などに対して、いきなり一方的にお金を振り込んで、貸付けと称して高額の利子を取る手口です。

 

こちら側から契約を申し込んだわけではありませんので契約不成立となり、利息を支払う必要は全くありません。また、振り込まれたお金についても、不法原因給付となって、返済しなくてよい場合があります。

 

ヤミ金融

 

ヤミ金融については、その悪質な取立が多くのメディアに取り上げられて、一般に知られるようになりました。その手口は、高い金利を要求し、返済ができない債務者には脅迫まがいや暴力的な取立てをするものです。

 

以上のような業者から借りて被害にあった場合は、すぐに警察や弁護士に相談するようにしてください。

 

>>債務整理・過払い金の無料相談はこちら

 

悪質貸金業者の種類関連エントリー

債権者がとる債権回収の法的手段
債権者がとる一般的な債権回収の手段を紹介しています。対抗するためには、まずはその方法を知ることからはじめましょう。
悪質業者には行政処分を求める
悪質な業者の取立てについては、法律は厳しい規制をおこなっています。法律に違反している場合は、行政処分を求めることができます。
業者から公正証書や支払督促を受けた場合
業者からの公正証書で財産を差し押さえられたり、支払督促の申立を受けてくることがあります。その内容を解説しています。
業者が民事訴訟を起こしてきた場合の対抗法
業者がとる債権回収の法的手段の1つに「訴訟」があります。民事訴訟を起こされた場合の対処法について解説しています。
保証人に請求してきたときの対処法
債務者が保証人を立てておいた場合における、保証人への債権者の取立が行われたときの対処法を解説しています。
自己破産と信用情報
信用情報の登録についてと情報の訂正や削除に関する方法を解説しています。信用情報機関の連絡先も紹介。