仕手戦と取引にまつわる用語

株式・証券用語解説集 投資家必見情報

MENU

スポンサード リンク


仕手戦と取引にまつわる用語

仕手(して)

 

仕手という言葉は、市場で売買を行う人、大口の売り手・買い手などという意味を持っていますが、一般的には株式市場において投機的な売買を行うプロ集団を指す言葉です。「仕手筋」などと呼ばれることもあります。

 

仕手が投機的売買の対象とする株を「仕手株」をいい、仕手同士が激しい売買を行うことを「仕手戦」といいます。

 

仕手戦が起こると仕手株の株価が大きく変動することもあり、素人は手を出さないほうが良いといえます。

 

インデックス運用

 

インデックス運用とは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動するように売買を行う投資方法です。リスクを避ける投資方法であり、市場平均の運用成果を目指します。

 

法人買い/法人売り

 

法人買い/法人売りとは、金融機関、事業会社、生命保険会社などの法人が資産の運用を目的として株を売買することです。取引量が多いため、市場に多大な影響を与えます。

 

クロス取引

 

クロス取引とは、証券会社がひとつの銘柄に対して、同じ値段で大量に売り注文と買い注文を出し、同一の証券会社自らが売り手・買い手となって商いを成立させることを指します。

 

1967年以前では、注文を証券取引所に出さず証券会社内部で成立させる方法(バイカイ)がありましたが、呑み行為に当たるとして禁止され、クロス取引に変わりました。

 

金融クロス

 

金融クロスとは、資金調達の目的で行うクロス取引のことを指します。売り手が保有している現物株を手放して、信用取引で買うという方法があります。信用取引では少額の保証金だけで済むので、自分が売った株の差額によって資金を調達することが可能となります。

 

換金売り

 

換金売りとは、お金が必要になったために手持ちの株式を売ることです。個人・法人にかかわらず使われる言葉です。

 

 

スポンサードリンク

仕手戦と取引にまつわる用語関連エントリー

売買単位と単元株
まずは売買単位と単元株制度について知っておきましょう。株式の取引には最低単位が決まっています。以前は単位株制度というものも使われていました。
注文の出し方と手数料
銘柄と株数だけを指定する「成行注文」と値段を指定して売買する「指値注文」などがあります。ネット証券の登場で、委託売買手数料も安くなってきました。
株の受け渡しの方法
株券の受け渡しに関して、「普通取引」、「当日決済取引」、「特約日決済取引」、「発行日決済取引」の4つの用語について解説しています。
インターネットでの株取引
株取引は、インターネットによるオンライントレードが主流となっています。インターネットだけを使って業務を行う証券会社も増えてきました。
株式の信用取引とは
信用取引について解説しています。信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があります。
貸借取引と証券金融会社
貸借取引とは、証券会社が証券金融会社から資金や株券を借り入れる取引をいいます。投資家からの注文に対応するために設けられました。
信用取引に必要な担保
信用取引を行うために必要な「委託保証金」と担保掛け目、貸借担保金、追い証などの用語を解説しています。
空売りと空買いとは
「空売り」と「空買い」のしくみと、関連用語として「保険つなぎ」、「差金決済」などを解説しています。
信用取引の規制と規制銘柄
相場が過熱していると判断された場合には、「全面規制」や「個別規制」などを行って、信用取引の規制が行われます。
信用取引に関連する用語
手じまい、現引き、シコリ、ドテンなどの信用取引の状況をあらわす用語を解説しています。信用取引特有の言葉があるので、しっかりと覚えておく必要があります。
投資家の種類
株式市場には、個人投資家、外国人投資家、法人投資家などの投資家が存在します。個人投資家以外は、機関投資家に位置づけることができます。
特金とファントラの違い
特金(特定金銭信託)とファンド・トラスト(指定金外信託)の解説、その違いを紹介しています。
株式売買のルール
同じ銘柄の注文が複数出た場合、価格と時間によって取引が成立する優先順位が決められています。価格優先、時間優先の原則です。
グループ株とは何か
よく聞くグループ株について、どのような株なのかを解説しています。1つのテーマに沿って同じような動きをする銘柄の一群は、セクターと呼ばれます。