株式売買の仕組み

株式・証券用語解説集 投資家必見情報

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株式売買の仕組み記事一覧

売買単位証券取引所に上場されている株式の売買は、銘柄ごとに定める単位の整数倍によって行われています。この取引の最低単位のことを売買単位といいます。単元株制度を採用している会社では1単元の株式数、非採用会社においては1株となっています。単元株制度単元株制度とは、平成13年10月の商法改正で導入された制度で、一定の株数(1000株が上限)の株式を1単元として売買単位とするものです。単位はそれぞれの銘柄...

成行(なりゆき)注文成行注文とは、値段を指定せずに、銘柄と株数だけを指定して、相場の成り行きで注文することをいいます。売買が成立しやすいので、急いで買いたい場合などに成行注文を利用します。取引手数料は他の注文方法の中でも最も安くなっています。指値(さしね)注文指値注文とは、値段を指定して注文することをいいます。例えば、現在の株価が10万円であれば、20万円になれば売買するといった注文ができるように...

普通取引普通取引とは、最も基本的な取引の方法のことで、約定(売買が成立)してから4日目に決済が行われて、現金と株券の受け渡しが行われます。普通取引は「4日目取引」とも呼ばれています。また、現物取引と信用取引の2つに分けられます。現物取引・・・現金を支払って株券を受け取る方法信用取引・・・一定の証拠金を出して、証券会社から現金や証券を借りて、取引を行う方法当日決済取引当日決済取引とは、売買が成立した...

インターネット取引インターネットの普及により、現在では株式のオンライントレードが常識となっています。以前では、わざわざ店頭に足を運ばなければなりませんでしたが、自宅にいながらパソコンの画面から注文が行えるので、個人投資家にとっては嬉しいサービスとなっています。日本では大和證券がさきがけとなってサービスを開始し、以降次々に多くの証券会社がサービスを競うようになっています。インターネット専業証券会社イ...

信用取引信用取引とは、投資家が証券会社から現金や株券を借りて取引を行うことを指します。証券会社より資金を借り入れて、値上がりしそうな気配の株を買う「空買い」や値下がりしそうな気配の株を選んで証券会社から株式を借り入れて売る「空売り」などの方法があります。信用取引の目的は売却益を得ることです。信用取引を行うには、「委託保証金」と呼ばれる担保を証券会社の口座に預け入れる必要があります。これにより委託保...

貸借取引貸借取引とは、信用取引において、証券会社が自社で融資できない資金や株券を証券金融会社から借りることをいいます。信用取引が増えると、証券会社だけでは投資家の注文に対応しきれないために貸借取引制度が設けられました。証券金融会社は、証券会社の信用取引における資金や株の貸し付けを行う専門の会社のことです。貸借取引の対象となる銘柄は「貸借銘柄」と呼ばれます。貸借銘柄は一般的に信用売りが可能な銘柄とな...

委託保証金委託保証金とは、投資家が信用取引を行うときに担保として証券会社に差し出す現金や有価証券のことをいいます。委託保証金に利用される有価証券は「代用有価証券」と呼ばれています。担保に必要な金額は、最低でも借りる金額の30%以上と定められています。この比率は「委託保証金率」といい、証券取引所が定めています。担保掛け目信用取引の際に委託保証金を有価証券で代用した場合(代用有価証券とする場合)、その...

空売り(からうり)空売りとは、証券会社から株を借りて売却するものです。下がりそうな株を売っておき、値下がりした時点で買い戻せば、売ったときの株価と買い戻したときの株価の差額を利益として受け取れるわけです。ただし、空売りを行うには、信用取引口座が必要となります。空買い(からがい)空買いとは、空売りの反対で、証券会社から資金を借りて値上がりが予想される株を買い、上がった時点で売却するものです。保険つな...

規制銘柄規制銘柄とは、取引所で信用取引が増えて投機的な取引が過熱していると判断された場合の規制措置を受けた銘柄のことをいいます。ある銘柄が規制銘柄として指定されると、以下のような措置がとられます。委託保証金の引き上げ委託保証金の一部現金徴収代用有価証券の担保掛け目の引き下げ相場全体が過熱しすぎていると判断された場合は、信用取引全体を規制する「全面規制」が行われます。相場過熱の原因となった個別の銘柄...

手じまい手じまいとは、信用取引で、投資家が証券会社から借りている株式などを返済することを指します。買いや売りに対して反対売買により決済を行うことです。反対売買反対売買とは、信用取引や先物取引において、売っていた銘柄を買い、または買っていた銘柄を売ることを指します。買付けを行っている場合には、担保として証券会社が持っている買付株券を売却し、現金化して決済を行います。売付けを行っている場合には、担保と...

個人投資家株式市場を支えている投資家のなかで、まず挙げられるのが個人投資家です。細かい投資により、市場に厚みと潤滑をもたらしています。また、インターネットの普及により、短期的な売買を行うデイトレーダーも増えてきました。法人投資家法人投資家とは、生保・損保、投資信託、銀行、年金基金などの企業投資家のことをいいます。個人投資家よりもはるかに大きい規模の取引を行い、市場を活性化させていますが、投資傾向が...

特金(特定金銭信託)「特定金銭信託」(通称:トッキン)とは、企業や機関投資家などの委託者が、運用方法を具体的に指定する金融商品です。信託期間の終了後は、金銭にして返されます。関連して、第三者が運用方法や投資対象を決める「指定金銭信託」というものもあります。ファンド・トラスト(指定金外信託)ファンド・トラスト(通称:ファントラ)とは、信託銀行が、企業や機関投資家などの委託者から委託を受けて運用してい...

仕手(して)仕手という言葉は、市場で売買を行う人、大口の売り手・買い手などという意味を持っていますが、一般的には株式市場において投機的な売買を行うプロ集団を指す言葉です。「仕手筋」などと呼ばれることもあります。仕手が投機的売買の対象とする株を「仕手株」をいい、仕手同士が激しい売買を行うことを「仕手戦」といいます。仕手戦が起こると仕手株の株価が大きく変動することもあり、素人は手を出さないほうが良いと...

価格優先の原則価格優先の原則とは、同じ銘柄の注文が複数出た場合、その個数に関わりなく、買い注文の場合は高いものから、売り注文の場合は安いものから取引が成立するというものです。時間優先の原則時間優先の原則とは、同じ銘柄の注文が同じ値段で出ている場合、発注時刻の早いものから順番に売買が成立するというものです。時間も値段も同じならば、数量の多い方から優先して成立します。ただし、寄付き(午前9時に始まる最...

グループ株(セクター)株式市場は、1つの株価材料で関連する企業の株が一気に動くという現象がよくあります。例えば、産業界で新しい技術が開発されたことにより、画期的な技術革新がはじまるという期待から、電機や金融などのほかの企業の株が理想買いされることもあります。→理想買いとは株価材料や業種によって分類される株を、グループ株といいます。セクターとも呼ばれることもあります。セクターの種類セクターの分け方は...