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信用取引の規制と規制銘柄
規制銘柄
規制銘柄とは、取引所で信用取引が増えて投機的な取引が過熱していると判断された場合の規制措置を受けた銘柄のことをいいます。
ある銘柄が規制銘柄として指定されると、以下のような措置がとられます。
- 委託保証金の引き上げ
- 委託保証金の一部現金徴収
- 代用有価証券の担保掛け目の引き下げ
相場全体が過熱しすぎていると判断された場合は、信用取引全体を規制する「全面規制」が行われます。相場過熱の原因となった個別の銘柄を規制する場合は「個別規制」が行われます。
取組み
取組みとは、信用取引における買い残高と売り残高の関係、状態を示す言葉です。例えば、買い残高が増加し、売り残高が減少するような状況になった場合、買いのニーズが強く相場は上がるものと考えることができます。
日々公表銘柄
日々公表銘柄とは、信用取引による売買が過熱している銘柄の信用残高を毎日公表するもので、大きな損失を被るおそれのある投資家に注意を促すとともに、信用取引を使った過度な売買の沈静化を目的としています。
なお、日々公表銘柄以外の通常の銘柄において、信用残高の公表は週1回行われています。
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