貸借取引と証券金融会社

株式・証券用語解説集 投資家必見情報

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貸借取引と証券金融会社

貸借取引

 

貸借取引とは、信用取引において、証券会社が自社で融資できない資金や株券を証券金融会社から借りることをいいます。信用取引が増えると、証券会社だけでは投資家の注文に対応しきれないために貸借取引制度が設けられました。

 

証券金融会社は、証券会社の信用取引における資金や株の貸し付けを行う専門の会社のことです。

 

貸借取引の対象となる銘柄は「貸借銘柄」と呼ばれます。貸借銘柄は一般的に信用売りが可能な銘柄となっています。

 

 

証券金融会社

 

証券金融会社とは、金融商品取引法の定めにより、資本金1億円以上で一定の要件を満たして免許を受けた証券金融専門の会社のことです。

 

現在では、日本証券金融(日証金)、大阪証券金融(大証金)、中部証券金融(中証金)の3社があります。

 

証券金融会社の業務には、

  • 証券取引所の正会員会社である証券会社に、有価証券などを貸し付ける業務
  • 証券会社や投資家等に対する証券担保金融

などがあります。

 

 

品貸料(しながしりょう)

 

品貸料とは、貸借取引で信用買いより空売りのほうが大きくなった際、空売りするための株を機関投資家などから借りる際の手数料(金利)のことをいいます。

 

 

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