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さまざまな株式市場
発行市場
発行市場(プライマリーマーケット)とは、有価証券を発行する企業(株券)、国(国債)、地方公共団体(地方債)などが、投資家を募集する場所のことです。
証券を売り出す場合は、通常は証券会社などが間に入りますが、実際に証券の売買が行われる前までの市場のことを指します。
流通市場
流通市場(セカンダリーマーケット)とは、すでに発行された株などの有価証券を、投資家同士が実際に売買する市場のことです。「売買市場」ともいわれます。
証券取引所で行われる取引所取引、証券会社の店頭で行われる店頭取引などがありますが、証券取引所を指すことが多いです。
証券取引所
証券取引所とは、株式や債券などを売買する場所をいいます。資金調達と資金運用の効率化のために、流動性の向上や安定性の高い価格形成をはかることが役割です。
日本には全部で6ヶ所の証券取引所があります。
- 東京証券取引所(東証=兜町)
- 大阪証券取引所(大証=北浜)
- 名古屋証券取引所(名証=伊勢町)
- 福岡証券取引所(福証)
- 札幌証券取引所(札証)
- ジャスダック証券取引所(JASDAQ)
かつては特別法人でしたが、2001年4月の大証をかわきりに株式会社への移行が進んでいます。
ウォール街/シティ
日本と同じように海外でも、証券取引所の正式名称とは別に、所在地やニックネームで呼ばれることがあります。ニューヨークの証券取引所は、ニュースなどでもよく「ウォール街(Wall Street)」と呼ばれています。
ニューヨークは、ロンドン、東京と共に世界三大取引所といわれ、世界経済への影響力も多大なものになっています。
また、ロンドンの金融・証券街は「シティ(The City)」と呼ばれています。
第一部市場/第二部市場
東証、大証、名証には、第一部市場と第二部市場があります。通常は、第二部市場からスタートし、1年以上経過して株式数などが一定の基準を満たしている場合に、第一部市場へと昇格します。
ただし、最近では第一部市場の基準を満たしている企業の場合、はじめから一部に上場するケースも増えてきています。
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