株主総会と株主の種類

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株主総会と株主の種類

株主総会

 

株主総会とは、株主を構成員とし、会社の方針や重要事項などの意思決定を行う最高機関です。すべての株主は、株主総会に出席し、いかなる事項においても議決できる権利を持っています。

 

ただし、かつては総会屋(株主総会において株主としての地位を利用して、会社から不当な利益を得ている者)の存在が、一般株主の権利行使の妨げとなっていることも多々ありました。一般株主には、発言の機会もほとんど与えられていませんでした。

 

近年では、企業努力や商法の改正などにより、ようやく総会屋の締め出しが行われ、株主総会も株主主体のものへとなりつつあります。

 

株主総会は開催時期により、決算期に開かれる定時株主総会と会社の重大事項の決定の際に臨時的に開かれる臨時株主総会があります。

 

 

大株主

 

多くの株を保有している株主を指す言葉ですが、明確な基準は定められていません。

 

 

筆頭株主

 

持ち株比率が最も高い株主のことを指します。一般的には、主力取引銀行(メインバンク)や機関投資家、親会社などが筆頭株主となることが多くなります。

 

 

安定株主

 

株価の変動、企業の成績などに左右されずに、長期的に株を保有している株主を指します。こちらも厳密な定義はありません。親会社や取引先金融機関などが安定株主となります。

 

 

浮動株主

 

安定株主とは逆で、業績や株価の変動により、短期間で株を売却する株主を指します。厳密な定義はありません。

 

 

外国人株主

 

外国に居住地を有する株主を指します。

 

 

機関投資家

 

個人ではなく、企業、法人で投資を行い利益を得ることを目的とする投資家を指します。莫大な投資金額で動かす金額も大きいため、金融市場への影響力も大きくなっています。

 

 

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