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財産分与と慰謝料とは

離婚の手続きを進める際には、財産分与や慰謝料などのお金の問題を解決しなければなりません。これらお金の問題は「離婚給付」とも呼ばれています。

 

離婚交渉に臨むためには、お金の問題について正しい知識を身につけておいて、有利な条件で運ぶようにしていきましょう。

 

まずは、分かりにくい財産分与と慰謝料の違いについて解説していきます。

 

財産分与と慰謝料の違い

 

財産分与とは、離婚に際して、結婚生活で築いてきた夫婦の共有財産を清算することをいいます。

 

財産分与は対象となる共有財産があれば請求できます。しかも、自分自身が離婚原因を作った場合でも請求できるところがポイントとなっています。

 

一方の慰謝料とは、離婚原因を作った夫または妻が、精神的苦痛を受けた配偶者に対して支払う損害賠償金のことをいいます。

 

したがって、離婚の原因が夫婦の双方にある場合には、慰謝料を請求することはできません。

 

財産分与と慰謝料の大きな違いは、慰謝料の場合は、離婚の際に必ず請求できるとは限らないという点になります。

 

離婚と聞くと、すぐに慰謝料を思い浮かぶ人もいますが、実際には財産分与が請求の中心となっています。慰謝料は財産分与の請求に加えるケースも多いことを知っておきましょう。

 

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