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離婚前に本当のことを伝えよう

離婚を考えている段階で伝えたほうが、子どもの抵抗が少なく心の準備もできます。離婚の理由もごまかさずきちんと伝えましょう。

 

まずは離婚を伝える時期についてですが、心の準備ができるように離婚前に話すようにしましょう。離婚後にそのことを伝えた場合、自分とは関係のないところで家族の問題が決まってしまったと感じて、家族から疎外されたような感覚になります。

 

離婚による環境の変化は、親以上に子どもにとって大きいものです。苗字が変わったり、引っ越しで転校することになるので、その後の生き方にも大きく影響を与えます。

 

「どうしてそんな重要なこと黙っておいたの!」「私の知らないところで話を勝手に進めないで!」という感情になるのは当たり前です。これでは両親への不信感だけが高まります。

 

もし離婚を考えている段階であれば、あとから報告せずに、そのときに「いま離婚を考えているんだけど」と言われたほうが抵抗が少なくなります。

 

そして離婚の伝え方ですが、理由をあいまいにせずに本当のことをはっきりと伝えたほうがお互いのためになります。言葉を濁して「パパとママが仲良くできなくなったから別れるんだよ」という説明を推奨しているところもありますが、これで納得できるのは子どもが小さい場合だけです。

 

小学生くらいになると、このような説明ではごまかしはききません。「お父さんの金遣いが荒くて借金があるから」「パパは他に好きな人ができてしまったから」「ママの精神が不安定で子育てができないから」など、はっきり伝えてあげましょう。

 

このとき注意したいのは、離婚についての選択を子どもに委ねないことです。「離婚してもいい?」とか「これから別れるのと別れないほうのどっちが幸せだと思う?」などと聞かれても、子どもにはどう答えてよいのかわかりません。

 

子どもの気持ちを優先してそれに応えてあげたいとの考えから、このような選択を迫っているものだと思いますが、子どもに質問するのは余計な心配をさせるだけです。「答えはもう決まっているのにわざわざ聞いてこないで」となります。

 

また、離婚で相手に否があったとしても、感情に任せて悪口を言いまくるのはやめたほうがいいでしょう。子どもにとってはどんな親も親には変わりないので、自分が否定されたような気分になります。伝えるのは事実のみにしておき、負の感情まで子どもの前で発散させるのは控えるべきです。

 

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