会社の決算と情報開示

株式・証券用語解説集 投資家必見情報

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会社の決算と情報開示

決算

 

決算は、企業が一定期間における収入・支出を計算し、利益や損失を算出して経営状態を把握するためにおこなう会計上の手続きのことを指します。

 

ただし、現在では投資家に対するディスクロージャー(情報開示)という意味合いを強くもっています。投資家は決算の内容によって企業の活動状況を知り、今後の投資の参考にしていくことができます。

 

また、単に損益を計算するだけではなく、損益計算書や貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表が作成され、さまざまな財産状況が開示されます。

 

多くの日本企業では、4月から翌年3月までの1年間を1会計期間とする3月期決算を採用していますが、1月から12月までの1年間を1期とする12月期決算や、四半期ごとに財務諸表を作成する四半期決算をする企業も増えてきました。

 

 

決算短信(けっさんたんしん)

 

決算短信とは、決算の内容を一定の様式に簡潔にまとめたもので、上場会社が決算発表時に作成します。

 

決算短信では貸借対照表や損益計算書などが記載され、企業の業績や財産の状況を見ることができます。

 

 

中間決算

 

中間決算とは、企業が一会計期間の中間でまとめる半期決算のことをいいます。事業年度が6ヶ月を超える企業に義務付けられています。

 

 

連結決算

 

グループを形成している企業などでは、親会社がまず単独で決算を行い、次いで子会社や関連会社を含めた決算を行います。このように子会社や関連会社などの業績も考慮して集計された決算を連結決算といいます。

 

連結決算による財務諸表を見ることで、グループ全体の経営状況が把握でき、子会社に赤字を押しつけるという操作も意味がなくなり、より正確な投資情報を得られるようになります。

 

国際的にも連結決算を重視する流れになっており、日本でも多くの企業が導入しています。

 

 

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