離婚後の生活費の確保
離婚後には、だれしもが生活費についての不安を抱えることになるでしょう。結婚時とは生活環境が大きく変わってしまうことになるため、離婚する前から生活費についてはよく考えておかなければなりません。
両親の実家に戻ったり、親戚などからお金を借りることができれば、ひとまずは生活については不自由ないかもしれません。しかし、頼れる親戚がいない場合は、すべて自分で生活費を確保していかなければなりません。
とくに専業主婦として家事に専念していた女性や、未成年の子供を引き取って育てていく女性のような場合、生活費については切実な問題となります。
離婚時に夫から「慰謝料」や「養育費」をもらうのでお金の心配はしなくていいと考えている人がいますが、一般的には大きな金額ではなく、それでずっと生活を続けていられるわけではありません。
結婚期間中に仕事に就いていなかった人は、ハローワーク（公共職業安定所）でパートタイマーなどを紹介してもらったり、個別に相談を受けるようにしましょう。
その他にも、各都道府県の婦人相談所、福祉事務所などで離婚した女性のために援助がなされています。
仕事探しの公的機関
ハローワーク（公共職業安定所）
全国各地に設置されており、求人情報を提供し職業を紹介しています。収入の目安や募集の条件などを調べることができ、個別相談も受けられます。
パートバンク/パートサテライト
パートバンク/パートサテライトとは、パートで働きたい求職者に対し、職業紹介や各種情報提供・職業相談など、総合的なサービスの提供を無料で行っている厚生労働省の機関です。人口が１０万人以上の都市などに設置されています。
両立支援ハローワーク
育児・介護・家事と職業を両立することができるように、再就職の援助を専門的に行っています。全国１２か所に設置されています。
札幌市中央区、仙台市青葉区、千葉市中央区、渋谷区、横浜市西区、名古屋市中村区、京都市中京区、大阪市中央区、神戸市中央区、広島市中区、福岡市中央区、北九州市小倉北区
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