離婚に伴うお金の問題
離婚するにあたっては、お金の問題は避けて通れません。離婚成立後に請求すると妥当な額が受け取れなくなる可能性があるので、離婚と同時に解決するようにします。
代表的なお金の問題については以下の３つがあります。
慰謝料の問題
よく聞く「慰謝料」という言葉ですが、これは浮気や暴力などにより離婚の原因を作った相手に対して要求する損害賠償金のことをいいます。精神的苦痛を与えた賠償金ともいえます。
ただし、離婚の原因が夫婦の両方にある場合や、相手に責任を負わせるほどの重大な原因ではない場合には、慰謝料の問題は起こりません。
なお、芸能人の離婚では、億単位の慰謝料を支払ったという報道もありますが、彼らは特殊なケースです。慰謝料に財産分与の額を含んで報道されている場合もあるので鵜呑みにはできません。
一般サラリーマン家庭における離婚の慰謝料の相場は、１００〜４００万ほどと考えられます。
財産分与の問題
財産分与とは、婚姻期間に夫婦で築いた共有の財産を清算することをいいます。夫婦の名義がどちらかになっているかは関係ありません。
住居や預貯金などがあるため、どの夫婦にも必ず発生する問題となります。
子供の養育費の問題
夫婦の間に未成年の子供がいる場合は、養育費の問題が発生します。
子供がいない場合や、すでに子供が独立している場合などには考えなくてよい問題です。
子供の養育費については、「お金の問題」であると同時に「子供の問題」としてもとらえなければなりません。
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