プライシングとは

プライシング

プライシングとは、製品やサービスの価格を決定することをいいます。価格の決まり方は、企業主導から消費者主導へ移行してきています。

 

従来は、製品やサービスのコストに一定の利益を加算する「コスト・プラス法」が主流となっていました。近年ではプライシングの考え方も変化してきており、消費者の需要に基づいた価格設定へうつっています。

 

価格の下限と上限

 

企業は、価格の下限と上限の範囲内で適切なプライシング戦略を練っていくことになります。価格の下限は製造コストであることが多くなります。価格の上限については、消費者の意識によって変わってきます。高すぎる価格に設定してしまうと製品が売れなくなるので、調整していかなければなりません。

 

顧客が認識する価値は「カスタマー・バリュー」と呼ばれていますが、把握は困難となります。

 

なお、プライシングに影響を与える要素には、競合会社の製品の価格、需要と供給の関係などがあげられます。

 

消費者主導の時代へ

 

インターネットの普及が進んで、さまざまな製品の価格比較サイトが公開されています。オークションなどでも価格を自由に決めることができます。

 

このようなことから、プライシングは消費者主導で決まるようになっているのが最近の特徴です。

 

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