信用取引での売買スタイル
短期間での売買に向いている
株式投資の売買スタイルは、投資家によってさまざまです。株を売買して利益をあげる人はもちろんのこと、中長期にわたって株を保有しようと考える人や、配当金又は株主優待を目的にして株を買う人などがいます。
ここで、自分はどのような売買スタイルで株式投資をおこなっていくのかを、はっきりとさせておくことが重要になります。人によって方法や考え方が異なるため、向いている取引の方法も違ってきます。
信用取引は、基本的に、デイトレードなどの短期間での売買で利益を上げたいという人に向いています。現物取引だけでは難しいことでも、信用取引も併用することによって、短期間の株の売買で利益を上げやすくなるのです。
- デイトレード・・・株などの金融商品の売買を、1日で終わらせる超短期間での取引方法のこと。
「売り」でさまざまな市場の状況に対応できる
現物取引だけでは・・・
市場が上げ局面ならば、現物取引でも十分に対応できます。しかし、そのような状況は長く続くものではなく、必ず市場が下がる局面も出てきます。そのときには、大きなリスクが発生して損をしてしまうことがよくあります。
一方、信用取引ならば「売り」という方法を使うことができます。相場全体が軟調なときは、値上がり銘柄よりも値下がり銘柄が多くなり、信用売りでは対象銘柄を見つけやすいというメリットがあります。
相場が横ばいになっている状況では、特定の銘柄が上がるのか下がるのかという判断は難しくなります。現物取引の場合は手が出しづらくなりますが、信用取引では「買い」と「売り」の両方の戦略が使えるので、リスクを軽減しながら収益の機会をうかがうことができます。
株価の動きに対して、臨機応変に収益の機会に結び付けることができるようになるのが信用取引の強みです。
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