会社の業績を調べて株取引に生かそう
株式投資といえば、株価やその日の出来高などが気にかかるかもしれませんが、会社の業績を知ることも大切な要素になります。株価は会社の業績を反映するものなので、利益が上がっている会社は株価も上昇していきます。会社は経営状況を判断するための財務情報を開示することが決められており、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を見ることができます。
会社が出している数字に的を絞った分析方法を、「ファンダメンタルズ分析」といい、自分でなんとなく判断するよりも理論的な方法です。
損益計算書
損益計算書でまず見るべきところは、「営業利益」です。営業利益は、売上総利益−売上原価(経費や人件費) によって求められます。営業利益が高ければ、株価にも反映されていきます。
もう1つのポイントが、「経常利益」です。経常利益は、営業利益+営業外収益(利息などの収入)−営業外費用(支払利息など) から計算されます。この数値がマイナスになると、経営の安定性に注意しなければなりません。
他にも、特別利益などいくつか見るべき数値はありますが、以上の数値をおさえておけば十分な判断材料になるでしょう。
損益計算書などの決算書は、会社のホームページからダウンロードすることができます。多くは「財務情報」というところに用意されているはずです。また、金融庁のサイトからでも入手することが可能です。
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