信用取引の基礎知識個別ページ一覧
- 現物取引と信用取引の違い
- 信用取引の特徴インターネット経由での株式投資は、便利であり手続きも容易なため爆発的な人気を誇っています。ネット取引ができるようになって、株式の売買や投資に興味を持ったという人も多いのではないでしょうか。そして、自分なりのアイディアや売買のスタイルをするうえで役に立つのが「信用取引」という取引の方法です。信用取引とは、現金や株券で売買するのではなく、担保を入れてその範囲内で売買するという方法です。信用取引と聞くと、ふつうの投資とは違って「危ない取引」と感じる方もいるかもしれませんが、現物取引と同じ...
- 信用取引でできること
- 現物取引との大きな違いは決済方法現物取引で1000円の株を1000株買い、1100円で売ったとき、手数料を除いた儲けは10万円となります。信用取引で同じ株を1000円で買い、1100円で売った場合も、儲けは同じく10万円となります。それでは、この現物取引と信用取引との違いは何なのかというと、現物取引はお金と金券をその都度やりとりするのに対して、信用取引では買ったときに払う代金を、売った代金をもらうときに決済するという方法になっています。そして、買った時の代金は、決済するときまで借りておくことにな...
- 信用取引では手持ち資金の約3倍まで取引可能
- 手持ち資金の約3倍まで取引ができる信用取引が現物取引と異なるもうひとつの点が、現物取引は「口座にあるお金の範囲内」での取引となるのに対して、信用取引では「担保にしている現金や株券の評価額の約3倍までの取引ができる」というものです。具体的な例を示すと、口座にある200万円を担保にした場合には、最大で600万円まで取引ができるというものです。2000万円持っている人は、現物取引では2000円の株を1000株しか買えませんが、信用取引ならば3000株買えることになります。ただ、手持ち資金の3倍の取引が...
- 長期保有の株式のリスクを減らす
- 空売りは将来の買いの予約でもある自分の持っていない株を信用取引で売ることを「空売り」といいます。この空売りについて、なんだか怪しい感じを覚えるという人もいるのではないでしょうか。空売りがなかったら、市場は上昇し続けるわけでもありません。すでに買っている人の空売りが発生するためです。この売りは、株価の上昇を抑制したり、株価を下げる働きがあります。また、空売りをしている人は、いずれは買い戻します。そのため、空売りは「将来の買いの予約」であると考えることもできます。保有株のリスクヘッジとしての効果相場...
- 信用取引での売買スタイル
- 短期間での売買に向いている株式投資の売買スタイルは、投資家によってさまざまです。株を売買して利益をあげる人はもちろんのこと、中長期にわたって株を保有しようと考える人や、配当金又は株主優待を目的にして株を買う人などがいます。ここで、自分はどのような売買スタイルで株式投資をおこなっていくのかを、はっきりとさせておくことが重要になります。人によって方法や考え方が異なるため、向いている取引の方法も違ってきます。信用取引は、基本的に、デイトレードなどの短期間での売買で利益を上げたいという人に向いています。...